ダジャレ日記

還暦を過ぎたおじさんの日々のつぶやきです。ダジャレが多いかもしれませんが、読んでいただければ幸いです。

モルダウ❗️

カラヤン名曲コンサート!

モルダウ」は中学生の時に習った覚えがある。今でも耳に残っているのは、校内合唱コンクールの課題曲だったからなのかもしれない。馴染みのある旋律をカラヤン指揮のベルリンフィルで久しぶりに聴いた。

スメタナの創作した6つの交響詩「わが祖国」の第2曲目が「モルダウ」。チェコ共和国最長の川でチェコ語では「ヴルタヴァ」。モルダウはドイツ語だ。スメタナのいた当時、チェコオーストリア=ハンガリー帝国の支配下にありドイツ語が公用語だった。

そのせいで若い頃のスメタナは、ドイツ語は流暢に話せるがチェコ語が上手く使えなかったようだ。チェコ国民楽派の開祖ともいわれる作曲家は、革命の後方支援をしたこともある。「わが祖国」は、そういうチェコ人によって作られた。

「ヴルタヴァ」は旋律が美しい。源流から山間を抜けプラハの街を通りエルベ川に合流する。月夜に川面が煌くさまは絶景だという。スメタナは1824年の3月2日に生まれ60才で亡くなる。「わが祖国」の独立を生涯見ることは出来なかった。異民族支配に耐え葛藤を抱え、よく「住めたな」とは思う!

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