アンパンマン
孫が好きだったアンパンマン!
なんのために生まれて
なにをして生きるのか
わからないままおわる
そんなのはいやだ!
テーマソングは作者やなせたかしも言ってるように、幼児向けアニメーションにしては重い問いかけになっている。今でも子供に大人気のアニメだが作者の意図は「僕はお子さまランチや、子供だましの甘さを嫌った」
自分を食べさせることによって、飢える人を救うアンパンマン。ボロボロのこげ茶色のマントを着て、ひっそりとはずかしそうに登場するヒーローは、正直あまりカッコよくはない。
「ほんとうの正義というものは、けっしてカッコいいものではないし、そして、そのためにかならず自分も深く傷つくものです」
この稀代のマンガ家は、なんとも哲学者である。「手のひらを太陽に」の作詞家としても有名だが、晩年になってこう言っていたという。
「何をして生きるのか、自分に問いかける時が来た!」